ピノ ノワール “c” 2003

収穫日2003年4月9~26日
手摘みによる収穫及び選果
糖度(Brix)平均24.0
アルコール度13.8%
総酸量(TA)5.2g/l
pH3.75
醸造90%除梗後、ホール・ベリー(粒を破砕しない状態)のまま6日間の低温浸漬。開放ステンレス・タンクにて19日~21日間のマセレーション(発酵と、その後すぐに絞らずに漬け置くこと)。ピジャージュ(櫂入れ)とルモンタージュ(発酵中ワイン・果汁を循環させる作業)を併用。フランス産オーク(新樽50%)で14ヶ月間熟成。無清澄、ごく粗い濾過の後、瓶詰め。
瓶詰め日2004年8月30日
生産本数1,603本
備考“c”はclay(クレイ = 粘土)の頭文字を意味します。リースしていた畑の一画にはマーティンボロ・テラスの砂利層の上に粘土を含んだ薄い表土があり、2003年は非常に乾燥した年でしたが、保水力の高い粘土のおかげでブドウの樹が水不足のストレスからある程度守られ、砂利の区画とは樹とブドウの状態が全く違う状況になりました。ブドウの分析値はもちろん、ワインとしても明確な違いが感じられたために別々に瓶詰めすることにしました。

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